次世代に残す家造りを目指します。

数年前までの日本の住宅の平均寿命は30年を切っています。

現に住宅の資産価値は20年でほぼゼロになります。

これは今後悔しても遅く、大切なことはこれからの家づくりの基本姿勢を変えていくことが大切であり、

造っては壊す「スクラップビルド」ではなく、

手入れをしながら維持していく「ストック型」にしていくことが大切です。

手入れをしていくということは簡単ではありません。

しかし、自分の家に愛着を持ち、維持していくだけの価値を与えてあげることは私たちにも、

そして住まい手側もできます。まず考えて想いを共有し私たちが実現し、

一緒に維持できる管理できる仕組みをつくる。

一人でも多く1棟でも多く次の世代へと住み継がれていく家づくりを提案していきます。

 

改装・改築「リフォーム・リノベーション」

良いものは残す。戦前の木造は木の性質を良く理解した大工が多く存在し、

長持ちする家が多くあります。

現在の生活に合わなくなった間取りなどのソフト面と性能を上げるハード面の両方を

ケアすることで長年守ってきた堅牢な木組みの家を維持していくことができます。

木造、特に和風住宅に突出した知恵と技術を持つ弊社では

ご相談から、プランニング提案、自社施工、ケアと全ての工程を請負いますので安心してお任せください。

 

 

木の家を建てて「手入れの仕方」

次の世代に住み継いでいく為には定期的に手入れが必要です。

家を建てたら終わりではなく建てた後も愛情を注いでください。

馬場住宅が造る家は自然素材を多く使用しています。

呼吸しています。つまり生きています。

建物が完成してから1~2年は木や土は乾燥を続けています。

 

四季のある日本の気候では木が膨張・収縮を繰り返し、

わずかな隙間が生じることもあります。

乾燥時期には屋根裏で大きな音が発生して驚かれることもあるかもしれません。

木の習性であり強度などには問題ありませんのでご理解ください。

 

弊社では主に桧や赤松などの針葉樹とサクラやカエデなどの広葉樹を使用しています。

どれも天然の無垢板で製作されています。

新築時は美装工事で白木用のワックスをかけておりますが、

できれば定期的に塗ることとをお勧めしています。

材料は弊社にお問い合わせいただくとご提案いたしますし、

それぞれの住まい手様に合ったものを使用していただいて構いません。

 

傷・汚れについて

引っかき傷やささくれのような傷の場合は紙やすりで削る事で緩和されます。

はじめに粗めの物で削り、細かな物に変えながら仕上げていくことが好ましいです。

紙やすりはホームセンターにて購入できます。

物を落とした際に凹んでしまった場合は、木は水分を含むと膨張するという性質を生かして、

濡れタオルか脱脂綿を凹み部分に直接当て、置いておくことで木が膨らみ元の状態に戻る場合があります。

しかし、深い凹み傷や切り傷は元に戻らないこともあるのでご注意ください。

 

珪藻土(漆喰)

基本的には変色もない自然素材ですが、接触したり、手垢などが付着した際には、

目が細かい紙やすりで表面を削り落すことで周りと遜色なくなります。

木の収縮により生じたわずかな隙間は自然素材の宿命です。

うまく付き合っていくことしかできませんが、埋めに行くことも可能です。

 

木製建具

天然無垢材で作っているため温度や湿度の変化によって収縮を繰り返しています。

ある時期には開閉がスムーズにいかなくなってみたりして生活に支障が出た際には、

私たちにお任せください。建具職人もしくは大工がご相談をうけ、調整いたします。

襖ふすま

襖紙に付着した汚れやシミは先々はカビの原因になることもあります。

気が付いたら掃除をお勧めします。特に引き手の部分にはご注意ください。

 

障子

柔らかな光を室内に届け時には断念効果も大いに活躍します。

ただ数年経つと日焼けしてしまい貼り替えの時期が来ます。

私たちにお願いする方もいらっしゃいます。

経験を踏んで行くとなれますのでぜひチャレンジしてみてください。

 

他にも気になる点があれば気兼ねなくお問い合わせください。

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