先週末。無事に上棟式を行いました。
前建ての日からは雨天となりましたが、何とか皆さんの協力のもと当日を迎え、
最高の上棟日となりました。
前建て前日から材料の積み込みも終わり準備万端でした。
とにかくスムーズに建てれるように材料の確認はとても重要です。
基礎が出来上がり土台敷きまで終わらせ、いよいよ前建て。
工事前には安全祈願にお神酒を職人みんなで頂きました。
午前中は天気も持ちこたえていましたが、午後から小雨が落ちてきました。
雨で足元も悪くなるし、気温も低くなってきていたので、皆それぞれ気をつけながら作業が続きます。
掛矢の音が周囲に響きわたります。何度聞いても木のいい音がします。
プレカット加工ではこんなに打ち付けなくてもスルスル入ってしまう時もあります。
金物で固定はしていきますが、手刻みの精巧さと接合の強さには敵わないと思います。
前建ての後2日間雨天が続きましたが、上棟式当日は上がってくれました。
この日も作業の前にはお神酒をいただきました。四隅に塩・米・お神酒を撒いていきます。
全て国産材の構造材です。
ここは風が良く通る土地で夏はエアコンも使用する頻度が少なそうです。
家の性能が良いのはもちろんですが、自然の力を利用することは日本の家造りには絶対的要素です。
無事に屋根の下地まで終わりました。
夕刻には施主様はじめ関係者の男性が屋根に上り上棟式を行いました。
棟木を打つ槌打の儀を行い、この後、餅まきです。
周囲から賑やかな声が聞こえてきています。
写真では入らないくらい周囲にたくさんの方々が囲い、とても活気がありました。
老若男女関係なく皆さんの笑顔が素敵でした。
この地域では餅の袋の中にお酒などの引き換え券付きの物まで準備してありました。
上棟後の屋根からの景色は壮大でした。前の建物は展望台です。
下の道は桜並木で春はとてもキレイで見物客も多いそうで楽しみです。
正面の山は島原の平成新山です。一階からも海が見え景観は最高の立地条件です。
棟札も取付けられました。この家を守ってくれることでしょう。
通常はここでお開きなんですが、今回はここからが本番です。
食事まで準備いただき出席してきましたが、その規模に驚きました。
この写真は餅まきの後の写真です。餅まきに来られた方々がそのまま会場に行き、
施主さまの親族をはじめ近所の方など大勢の方をお呼びして宴会が始まりました。
会の前にはお施主さまの挨拶をはじめ、お謡いも披露され、私自身初めての経験ばかりでした。
実はここの施主さまとのご縁は、26年前にお世話になった住まい手様のご紹介です。
その時もこのような宴会があり、社長もある意味覚悟して出席していました。
とても有意義な時間を共有させていただき、
お施主様ともお酒を交わしながらお話しさせていただきました。
ブログの方にもその模様は少し載せようと思います。
最後に工事の安全と素晴らしい家ができ、
住まい手様が豊かな生活を送れるよう祈念してお開きになりました。
施主さま本当におめでとうございました。改めて精一杯の心を込めて家造りしていきます。
次回は上棟検査です。