プライバシー重視の純和風完全二世帯住宅
立派な和風庭園を備える数寄屋造り中二階のこのお宅は、
ご夫婦と息子さん家族との二世帯住宅。
「息子夫婦と同居するにあたって、
一番意識したのは完全な分離二世帯住宅にすることでした」
玄関フロアを介して、左右それぞれに居住空間を設けた住まいは、
生活パターンの違う2つの家族のプライバシーが尊重され、
絶妙な距離感を保っている。
木の香りあふれるこの家の特徴は、
金物を使わない木組み工法と用途に応じた適材適所の木材選びにある。
例えば床。33㍉もある杉の下地。
木の本来の蓄熱性を利用したリビングは「冬でもとても暖かい」だとか。
天然木の家は呼吸をし、年月を経て光沢や飴色の木肌が生まれ深みが増す。
流行には左右されないM邸はこれからも美しく変化していくことだろう。
私がココに決めた理由
この家の経年変化が楽しみです
「本物」の木を使っている馬場住宅さんのことは、知っていました。
見学会で見る家も内装から建具まですべてが「木のぬくもり」の溢れる家ばかりで、
技術力においても他の工務店さんと一線を画しているように思いました。
年月を経てこの家がどんな風に変わっていくのか、これからが楽しみです。
ながさき家づくりの本vol.12より。