基礎工事も仕上げまで終わり、
来週末に向けて上棟準備のラストスパートです。
一本一本加工して墨出しをしてから
それを加工して掘っていきます。
複雑な接合部もこれに全てが記されています。
職人の凄いところにこの状態になる前から
組み上がった構造を想像しています。
この長い木材も構造材に使用される特殊材。
目のよく詰まった良材でした。
垂木も特殊な形になりました。
あとは、防腐塗料を塗っていきます。
広縁に使用する丸桁も加工完了。
7mの一本物は迫力がありました。
柱は長ボソ加工で込栓打ちです。
つまり最強の接合ということです。
機械加工ではできない部分です。
柱と梁の接合部分もそれぞれ違います。
金物だけに頼らないため加工は複雑ですが、
その分、強度と仕上がりは綺麗で堅牢です。
和風住宅には沢山の木材と使用箇所があります。
それぞれ一つ一つに意味があり
全ての部材が組み上がった時
建物のバランスが出来上がります。
この仕上がりはすべての会社が違います。
加工していくと必ず出てくるカンナ屑。
これの利用価値を考え中です。
香りが最高にいいです。
大工のて道具。本当に沢山の種類があり、
奥深さは底無しです。
次回はいよいよ上棟です。