木工事も終盤に入りました。
外部では左官工事も進んでおり、犬走りやポーチの石張りが進んでいます。
純和風仕様の場合は石を張ります。
主に張る素材は「御影石」落ち着きのある雰囲気に仕上げていきます。
玄関内は張り終えていました。
光沢があり高級感があります。
意外と見落としがちなのが脱衣場の床。
浴室との出入口は風呂上がりに水滴が落ち
バスマットや木の床がシミになりやすいこともあります。
手入れを心がけることは大切ですが、
毎日使用する場所では耐久性や利便性も考えています。
石を張ることで手入れも楽になるのでお勧めです。
各部屋の天井も仕上がってきました。
杉ですが白杢を使用して明るい感じになりました。
こちらも杉ですが赤白混ざった源平といわれるものです。
ただよく見ると継ぎ目のない一枚板で貼られています。
その長さ4m。
ありそうでない特殊な板も使用しています。
造作家具工事の一部。
キッチン裏の水屋棚です。
骨組みを大工が製作し、建具を建具職人に依頼します。
全て手作りで天然素材の無垢板を使用しています。
他にも寝室に本棚を作ったり、
洗面化粧台が2か所あるのでそこも製作していきます。
座敷の床の間では違い棚ができました。
昔よく見た座敷の風景を思い出します。
今でもこのような伝統的な造りは色あせないし
味わいが増していくように天然木で造ります。
また技術の継承をしていく上でも今回のような機会はありがたいことです。
棟梁はじめ大工皆が心を込めながらお客様のため、
そして自分たちの更なる技術の向上と成長のため取り組んでいます。
次回は大工工事終了、左官工事塗り壁編、です。