先日、友人の30歳の誕生日を仲間家族でサプライズでお祝いしました。
喜んでもらうための準備や計画は家づくりも同じだなと感じた馬場です。
最近の自社加工場では、各現場の大工工事が終わり、それぞれのグループが戻ってきました。
またそれぞれの新築工事に向けての準備が始まっており、
事務所から機械の音が止むことなく活気があります。
大きな梁が並んでいます。荒材を加工し、綺麗な木目が出ていました。
棟梁が墨付けをして職人と一緒に加工していきます。
使用する道具は手道具ばかりです。
電動工具も使用しますが、
ノミやカンナなどの手道具は木の家と同じく使い込むほど馴染んでくるもので
各大工が自分の手道具を使用します。
プレカットではできない加工も手刻みでは可能ですし、常日頃から取り組んでいるため、
精度の高い仕事ができる職人が自社には多く在籍しています。
ただ大工さんが社員でいるということではなく、
それぞれが和風建築に秀でた大工であるということに私たちの会社は違いがあるのです。
完成した時の雰囲気が今から楽しみです。
ここの現場の上棟予定は3月末です。また施工状況でも報告していきます。
木造住宅には様々な種類の部位があり、そのパーツは2万点を超えます。
既製品でも対応できるものも多くありますが、私たちは木材を大切に使いきるように
考えて加工もしているため、全てを無垢材で造り上げることが可能になっています。
簡単な事ではありますが、できる会社は正直少ないですし、
ここまでこだわる必要もないと言えばないでしょう。
ただ私たちは木材を使うということだけを考えているのではなく、
原木から仕入れていることで生産者の気持ちも感じていますし、
少しでも良質な木材を提供できるように様々な方の努力も知っているため、
簡単に処分したり、既製品にしてしまうことは避けるように大工も考えながら取り組んでいます。
上の写真はまた別の現場の窓枠です。
施工状況はこちら。http://babajuutaku.com/?cat=39
使用しているのは桧。加工前はただの板でした。
窓の大きさに合わせて加工し、現場で組んで取付けます。
既製品の場合は現場に商品が入り取り付けて終わりですので、こちらが手間もかかります。
しかし仕上がった時の違いは大きく、無垢の木は経年変化に応じて馴染んできますし、
長く使うことができます。なかなか目立つ部分ではありませんが、こだわる部分はたくさんあるのです。
こちらでは使用する材料を倉庫から選定し持ってきたところです。
天然乾燥させてきたので外の部分は黒ずんでいます。
これから加工していきキレイな木目が現れ、また手刻みされていきます。
こちらも上棟予定が3月末です。お楽しみに。