いよいよ新たな家づくりが始まります。
場所は大村市内。
イメージは、古民家調の平屋。
その中でも遊び心満載で楽しい暮らしができそうな、
空間つくりになりそうです。
まずは地鎮祭、地盤調査と行いまして、
工事の着工です。
以前は畑だった場所で、各種申請許可を取り、
造成工事から行いました。
そのころ、自社加工場では…。
見事な梁が自社木材倉庫から降ろされてきています。
樹種は桧。樹齢100年はある目の詰まった良材です。
こちらも現在建築中の佐世保の家と同じく、
LDK上部にあらわし天井になるため梁が見える仕上がりになります。
形を整えると墨付けをし、手刻みです。
四角い梁ではなく自然に曲がった梁を使用していますので、
機械での加工はできません。
強度は曲がり梁の方があります。
今回も構造の検証の結果、桧を使用することに。
手刻みの様子は飽きません。
時間が経つのを忘れるくらい見入ってしまいますが
職人さん達は恥ずかしがり屋で調子が狂うと笑っています。
みんなで刻んでいきます。
木材の量も多いため、それぞれの担当に分かれて刻みます。
そして若い職人への指導にも熱が入ります。
このような手刻みを経験しながらスキルアップできることは
まず、お施主さまに感謝です。
本や机の上では身に付かないことが経験できます。
育成にも力を入れる私たちの想いを日々の仕事で
お施主様にはお返しできたらと思います。
ばっちりと刻まれました。見事です。
ココで気になられた方もいるかもしれないので解説です。
写真のように木材にひびが入っています。
これは悪い印象を持たれがちですが、
全く問題ありません。
木は生きています。
呼吸をします。
成長をします。
家の一部になり、その成長は止まりますが、
呼吸は止まりません。
そして年数が経つにつれて
接合する木と木は粘り強く組み合っていきます。
これは木だけです。
鉄骨やコンクリートにはありません。
人と共に、家と共に成長する木の家は魅力的です。
いよいよ上棟へ。
基礎工事も仕上がりました。
今週末上棟予定です。
建築中もぜひご案内しますのでご覧ください。
基礎工事から大工工事、左官工事まで
一貫して私たちの社員が施工しています。
次回の上棟レポもお楽しみに。