昨日、今年最後の製材の確認とこれから刻む建物の材料を取りに福岡まで社長と行ってきました。
滞在時間30分という弾丸でしたが、相変わらず規模の大きさにびっくりします。
私たちの家造りにおいて譲れないものの一つに「木材のこだわり」があります。
ただ日本で育った木を使うだけで良い家とは決して言えないと思います。
育った環境と建物の構造材として適した強度・乾燥具合を経て初めて製材し、建物の一部になります。
これはかなり手間もかかり時間もかかります。
しかし私たちは本物の木を価値ある大工職人の手仕事で住まい手様に提供したいという
会社の方針からおよそ30年変わらずに続けています。
一見、高そうな木材を使用しているかに思えるのは、本当のことであり、
実際に良質な物を提供する努力をしています。
しかしただ高価な木材を提供するのではなく、
吟味して原木から仕入れる仕組みを作れているからこそであり、簡単なことではありません。
それだけ努力してコストを抑えることができらからこそ住まい手様に提供できています。
原木の大きさがわかるでしょうか。後ろ姿の方の身長は170㎝程です。
写真で見える木材が私たちの材料であり、どれも見事な木ばかりです。
上の写真はカシの木です。これだけ大きく育つには、それなりの年月がかかります。
上の写真が杉です。主に梁や桁などの構造材に使用します。
黒くなっているのは自然乾燥させているためであり、削った時の香りと色艶はすごくきれいになります。
一部拡大した物です。直径50センチから80センチ位ある物ばかりです。
樹齢でいうと80年生位になります。
今回は製材前の確認とのことで、次回若い職人と社長が行き、壮絶な製材が始まります。
また次回お伝えします。